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ゼロ磁場ベッド脳波実験

脳波の測定

ゼロ磁場ベツトの効果を日本医科大学情報科学センター
河野貴美子先生に磁場ベツト体験時の脳波測定を依頼



脳波は、脳の神経細胞の電気現象を総合的にみているもので、その波としての特徴から周波数により分類され、名前が付けられています。
その種類と特徴は下の表の通りです。

波形  周波数 状態
デルタ波 2〜4 Hz  深い睡眠
シータ波 4〜8 Hz 浅い睡眠
アルファ波 8〜13 Hz 閉眼覚醒時(主に後頭部)
ベータ波 13〜30 Hz  思考活動時(活動部位)

アルファ(α)波とは、目を閉じた時、後頭部に大きく出てくる10ヘルツ前後の波で、緊張したり、思考活動が増えたりすると、ベータ(β)波が多く混じってα波は小さくなりますが、リラックスすれば、大きくなります。

しかし、十分にリラックスしすぎて眠くなり始めると、またα波は小さくなり、周波数の低いシータ(θ)波に変わります。ぐっすり眠ってしまえば、さらに周波数の低いデルタ(δ)波となります。

測定

2名の測定

女性Aさん、男性Bさん2名の測定を行いました。


女性Aさん

男性Bさん

結果



河野先生による考察


今回は、リラックスと眠りへの移行を検討するため、θ波とα波のマップを表示し、検討しました。お二人とも、ベッドに横になると、よりリラックスし、Aさんは前頭部にもα波が大きくなりました。

そのあと、眠くなっていますが、Aさんは小さくなったα波が、後頭より前頭部に大きめになったり、また後頭部に戻ったりしていました。θ波も出ていましたが、完全に眠る状態にはなっていません。

Bさんは、中盤以後はα波がほとんどなくなって、θ波の状態になっていました。途中時 々、小さなα波が出現する状態も見られましたから、深い睡眠への移行はなく、外の状 況がわかる程度だったと思われます。 終了後の安静はお二人とも最初よりリラックスし、 α波が大きくなっていました。

河野先生プロフィール


河野貴美子 (工学博士)
立教大学理学部物理学科卒業後、日本医科大学生理学教室入室
現在、同大学情 報科学センター勤務
珠算有段者、プロ棋士、スポーツ選手等の各種能力発揮時の 脳波、またアロマテラピー、音楽静聴時、気功・瞑想時などリラクゼーション法実施時 の脳波などを
測定し、脳生理学の立場から、脳の機能について研究している。




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